奄美黒糖焼酎

奄美黒糖焼酎 (あまみこくとうしょうちゅう)

奄美群島(喜界島・奄美大島・徳之島・沖永良部島・与論島)だけに製造が認められており、ロに含むとサトウキビから作った黒糖の甘い香りと、米こうじ由来の風味が広がり奄美の自然と情熱を感じる本格焼酎です。 またいろんな料理との相性が良く、スッキリした喉越し爽やかな食中酒です。奄美黒糖焼酎を含む本格焼酎は他の酒類に比べて、固まった血を溶かす血栓溶解酵素(ウロキナーゼ)を最も活性化させる効果があり、血液をサラサラにすると言われています。飲み方は、ロック、お湯割り、水割り、カクテル (奄美のパッションフルーツがオススメ)など。

奄美黒糖焼酎の歴史 蒸留酒(焼酎)とその製造技術は、一説には16世紀の琉球王朝時代には奄美群島に伝わっていたと考えられています。江戸時代の薩摩藩士・名越左源太が記した「南島雑話」では、シイの実や粟、ソテツなど様々な材料を使用した島民の焼酎造りが紹介されているほか、サトウキビを絞った汁を使う「留汁焼酎」の記述があり、ここに黒糖焼酎の原形が見られます。第二次大戦後、アメリカ統治下で余っていた黒糖が焼酎造りに使用されるようになり、現在の奄美黒糖焼酎ができました。奄美群島の日本復帰に際し、黒糖を使った焼酎製造が奄美群島だけに認められたため、黒糖焼酎は奄美の特産品として愛飲されるようになりました。