湯湾岳を源流とする清流スポットを巡る”神秘と癒しのドライブ”

島景

2023/02/03

ペン

くらげねこ

奄美大島というと皆さんが思い浮かべるのは南国のイメージ、青い空と白い砂浜、エメラルドブルーに輝く珊瑚礁の海ではないでしょうか?ですが今回訪れるのはもっと静かで穏やかなもう一つの南国、温帯と亜熱帯の重なるこの地域にしかない癒しのスポット。車で行くことができる清流巡りドライブに行ってみたいと思います。

今回ご紹介するドライブコースは、奄美大島の中南部に位置する「宇検村エリア」。奄美空港からは約2時間、奄美市内からは1時間程の場所となります。

<ドライブコース・スポットの紹介>
・ケンムン像がある巨大ガジュマル
・アランガチの滝
・田検集落バス停
・四級親水(よんきゅうしんすい)公園


ケンムン像がある巨大ガジュマル

まずは最初のスポット、ケンムン像がある巨大ガジュマルへ行ってみましょう!

宇検村へ向けて、奄美市内から58号線を南部・瀬戸内町方面に走ると、途中には広大なマングローブが広がる公園施設「マングローブパーク」があります。そこを過ぎるとコンビニ「島人mart(シマンチュマート)」があります。この先には瀬戸内町までコンビニはありませんので必要なもの、水分や軽食を買うなら忘れずに寄りましょう。

コンビニを出て5分も走ると宇検村に向かうこの看板が見えるのでそちら方面に右折。この先が目的地「宇検村エリア」となります。道には他に大きな分岐点もないのでここで間違わなければ大丈夫。

道中には道を走っているだけで目にすることができる寄り道スポット「ケナガネズミに注意の看板」があります。

クロウサギに注意の看板はよく見かけますが、このケナガネズミ看板は島内でもレアな看板なので、ぜひとも写真に納めてほしいです。ただし、撮影の際には周りの交通量に十分注意してください。ちなみにケナガネズミとは、日本にいるネズミの中では最大です。尻尾は身体よりも長くて2色に分かれており、先の方が白くなっている面白いネズミです。奄美大島と徳之島、沖縄北部のみに生息しており、国の特別天然記念物に指定されています。

そして道なりに進むと現れる、新小勝(アランガチ)トンネルの手前で存在感を放つ巨大なガジュマル。こちらが最初のスポット「ケンムン像がある巨大ガジュマル」です。

隣にケンムンの銅像が置いてあり、神秘的な雰囲気が漂っています。ケンムンにまつわる昔話が読める看板もあり、ここも記念写真スポットとなっています。

そしてケンムンの頭にはなぜか小銭が……。

日本人の習性なのでしょうか、こういうありがたい感じのものにはお供えしたくなるものなんでしょうね。

アランガチの滝

そして道なりに進むと、宇検村に入る最初の分岐点から20分程の場所に「アランガチの滝」があります。駐車場に車を停めて川沿いを歩くとだんだんと滝の音が聞こえてきます。

道のすぐ横にはタンカン畑が広がっていて、すぐそばに民家も多くありますので静かに訪れましょう。島の観光地の中には集落の中で生活と一緒になっているようなところも多いので、お邪魔します、の気持ちを忘れずに。

滝の前には遊歩道と手すりがあり、ゆっくりと滝を眺めることができます。

アランガチの滝は5段になっている段爆で奥行きが深く、森の中から出現したかのような幻想的な滝。奄美に何箇所かある滝の中でも優美で美しい滝となっています。

時期にもよりますが清流にはイトトンボなどの昆虫類がふわふわと飛んでいるのを見ることができます。

田検集落バス停

アランガチの滝でマイナスイオンをたっぷり浴びたら、再び進んできた国道に戻り宇検村のさらに奥の田検集落という場所を目指します。

道はまっすぐで迷うようなところもないですが、途中には観光マップの看板がありますので不安な方は確認しながら向かってください。宇検村の各地に設置してある看板は本当に分かりやすくてありがたいです。

田検集落に入るとここでも立派なガジュマルが目に入ります。

集落のバス停に立つガジュマルは、バス停を飲み込む勢いでそびえ立っており大迫力です。

       

四級親水公園

田検集落バス停のガジュマルの左右には小学校と中学校がありますが、中学校側の道を山の方に入って真っ直ぐ行くと最終目的地の四級親水公園に到着です。Google mapでも表示されますので、初めて行かれる方はナビを利用すると分かりやすいです。

車が4台ほど停めれる駐車場と駐車場から川沿いに降りる階段の途中にあずま屋一棟があります。残念ながらトイレはありません。

川沿いまでおりると整備された遊歩道と少し段差がある清流があります。

全貌が分からないと、清流がある綺麗な公園、ただそれだけ、のように見えてしまうかもしれません。

しかし、横を見れば南国のシダがびっしり茂り壁のようになっています。

見上げれば至る所に寄生植物の巨大オオタニワタリが群生しており、春先ならサクララン、岩には年季のあるたくさんの苔がはえていたりと圧巻の雰囲気。熱帯をギュッと凝縮したような素晴らしい森です。

水の中を見るとハゼやエビ、巻貝なども生息しており、水が綺麗なので上からも泳いでいる姿が見えます。川の一部は安全に整備されていますので、水に足をつけることも出来ますよ。川の水はすごく冷たいです。

ハゼの仲間

木々に注目してみると、いろんな昆虫が目に入ってきます。

今日はツマムラサキマダラ、イシガケチョウ、ホウジャクなんかがちらほらと飛び回っていました。

ツマムラサキマダラ
ホウジャクという蛾の仲間(昼間活動する蛾でホバリングする様子がおもしろいです)

有名な観光スポットではないため、知る人ぞ知るという場所ですが、車でアクセス可能な大自然を満喫できる貴重なスポットです。海やリゾートとは違った贅沢な自然をぜひ堪能してみてくださいね。

ペンアイコン
この記事を書いたフォトライター

くらげねこ

くらげねこ

2013年より奄美大島に居つき、農作業をしながら主夫業をしている。趣味のダイビングは10年以上で潜水士の資格と船舶免許持ち。水中写真を中心とした色々な写真を撮るのが好き。

Related Articles 関連記事