小湊厳島神社と金子山青少年の森
ご神体は十六の童に囲まれた弁財天像
小湊集落の港に出てみると、山の麓に赤い鳥居が見える。集落民の心の拠りどころ、厳島(イツクシマ)神社だ。
ご神体の「十六童子弁才天像」は、知恵と商売の神・弁財天が十六童子を従えている木彫りの座像。寛政3年(1791年)に寄贈され、それから200年以上、集落の平安を見守ってきた。
旧暦9月9日に行う神社祀り
童子が集うことから、昔から子宝神社とも言われる。年に2回だけ開帳されるので、見たい方は時期をのがさないように。
金子山展望台からの眺め。海と山に囲まれた集落の地形がよくわかる
神社の境内から続く道を登れば、「神の山」として大切にされてきた金子山(カネシヤマ)の展望台にたどり着く。集落を一望する絶景に、心も体もすがすがしい気持ちになるはず。
KOMINATO-小湊集落-
地元呼称:クゥミナトゥ、クンニャトゥ 世帯数:272 人口:414
名瀬中心市街地から車で約20分。太平洋に面し、山に背後を囲まれた集落。かつては漁業や米作りが盛んだった。大型砂丘が発達していて、そこでできる野菜はおいしいと評判。