夕日とセットで楽しみたい!地鶏の黄金スープでいただく「ひさ倉」の鶏飯
島食
2016/03/17
しーまブログ編集部
龍郷町の円集落に位置する「かがんばなトンネル」は、春分の日の前と秋分の日の後のそれぞれ数日間、トンネルに夕日がすっぽりと入る「ドラゴンアイ(龍の眼)」という幻想的な現象を見ることができる、地元でも有名なスポットです。
ここを訪れる際に、是非一緒に立ち寄っていただきたい場所があります。
かがんばなトンネルから県道81号を龍郷町役場方面へ進み、役場前を左折して1kmほど進むと、笑顔で手招きをするニワトリの親子のイラストが目印の「けいはんひさ倉」があります。
奄美大島の郷土料理である鶏飯(けいはん)をはじめとした地鶏料理がとても人気で、地元の人はもちろん、観光客も多く立ち寄る大変賑やかなお食事処となっています。
店内は130名収容と広く、人気店ながら食事時でもさほど待つことなく食べることができます。バリアフリー仕様の座席やトイレもあるので、車椅子やベビーカーの入店でも安心して利用ができ、授乳室やおむつ替えスペースも完備されているので赤ちゃんもママもにっこり。
「ひさ倉」の鶏飯は、自家養鶏場で2年間、放し飼いにした地鶏を4〜5時間かけて煮込んだスープが自慢。スープはまるで夕日に染まっているかのようにキレイな黄金色をしています。さっぱり味ながらも鶏の味わいが際立つスープは、最高の状態で出せるように、注文が入ってから一鍋ずつ塩と醤油を加えて仕上げています。これは、味付けをした状態では時間が経つと鶏本来の味が変わってしまうためだからそう。
具は、細かくほぐした鶏肉、 シイタケ、パパイヤ漬などに、たんかんの皮を干したものなどの薬味を加えて8種類。ごはんのおかわりも自由なので、具の組み合わせを変えつつ、様々な味わいの鶏飯を楽しんでみてはいかがでしょうか(写真:とりさし付きけいはん/1,650円・税込)。
他、自家製タレで香ばしく焼いたやきとりや地鶏卵を使った卵焼きなど、一品料理も人気です(季節によっては休止中のメニューもあります)。
「ひさ倉」は11:00~20:30までノンストップ営業なので、腹ごしらえの前に夕日を見に行くのもよいし、お腹いっぱいになってから行くのもよし。
人の手が作ったトンネルと 雄大な自然がもたらした偶然の産物、「ドラゴンアイ(龍の眼)」。
感動的な風景を、ぜひ鶏飯とともに楽しんでみてはいかがでしょうか。
この記事を書いたフォトライター
しーまブログ編集部
2010年に誕生した、シマを愛するすべての人々のための奄美群島地域情報サイト。日々あがってくるシマッチュたちのブログを主軸に、編集部が取材したグルメ・不動産・仕事・イベントなどの情報まとめなどを掲載。フリーペーパー「みしょらんガイド」「amammy」も配布中!しーまブログ