そうだ!奄美大島で宮古崎バイクツアーに参加しよう!!

島遊

2018/11/29

ペン

小海ももこ

奄美大島旅行をご計画中のみなさまへ、奄美大島で楽しめるさまざまな体験をご紹介する「そうだ!奄美大島で〇〇体験をしよう!!」シリーズ。

第2回目の今回は、「宮古崎バイクツアー」をご紹介します!

 
宮古崎は、大和村の国直集落から徒歩25分ほどにある岬で、リュウキュウチクが草原のように群生し、東シナ海を見渡す大パノラマが広がる景勝地。奄美群島国立公園の特別地域にも指定されています。

奄美大島宮古崎の風景

今年2018年に、大河ドラマ「西郷どん」のオープニングで登場するロケ地になってからは、連日訪れる人が絶えないほど大人気!

その宮古崎へ、パステル色の可愛い自転車で行くバイクツアーがあります。催行しているのはNPO法人TAMASUさんで、宮古崎のことを熟知している地元スタッフが案内してくれます。

奄美宮古崎の自転車ツーリング 集落の海沿いの道がスタート地点

徒歩で25分ほどの道のりをゆく自転車ツーリングの旅。

海から森へと入り、マイナスイオンたっぷりの自然のなかをゆるやかに自転車で駆け抜ける心地よさは、徒歩では味わえないもの。

さあ、出発です!

奄美宮古崎の自転車ツーリング海沿いの道 サンゴ礁が透き通って見える美しい海が広がります

宮古崎への遊歩道は幅が約2メートルで、自動車や自動二輪は立ち入り禁止。先が見通せないカーブが多く、緩やかな上り下りがたくさんあるので、スピードは出さずゆっくり進みます。途中で現れる絶景を眺めたり、写真を撮ったり、自分のペースで進めるのが嬉しいところ。

ガイドさんが「あれは、シイラという魚を捕まえるための浮きでね」とか、「あの浜はオヤゴ崎と言って漁や釣りの人が上陸していてね」など、地元の人ならではの説明をしてくれるので、より奄美の自然や文化を知ることができます。

奄美宮古崎の自転車ツーリングの山道 いくつかルートがあり、合流地点に宮古崎の説明看板があります

スタートから10分余り。いよいよ展望台に到着!ここで自転車を止めて、岬までは徒歩で散策します。少し汗ばんだ顔に、風が気持ちよく通り過ぎていきます。

奄美宮古埼展望台 展望台の下に自転車を停めて、ここからは歩いて進みます

腰までの高さのリュウキュウチクが、一面に広がった風景は圧巻です。さらに、その向こうには東シナ海が広がり、左右には遠くの岬が連なって見えます。一年を通してイルカの姿が見られ、冬にはクジラが跳ねている姿も観察できるとか!

大河ドラマ「西郷どん」のオープニングで、鈴木亮平さんが立っていたという場所も教えてもらいました。

西郷どんオープニングロケ地:奄美宮古崎 やっとすれ違える程の細い道を歩きます

ここで宮古崎での注意点をご紹介。

  • 崖のふちが葉っぱで隠れているので崖からは距離を保つ。
  • 尖った根っこが足に刺さることがあるので、道じゃないところは歩かない。
  • 穴が空いているところがあるので、道が葉っぱで隠れている場所は慎重に。
  • 葉っぱで足を切ることがあるので長ズボン着用を推奨。
  • 春はブトという刺す虫が出るので、長袖長ズボン着用を推奨。

西郷どんオープニングロケ地:奄美宮古崎 上からは見えなくても、横から見ると断崖絶壁!
これらを注意して、ほかにはない絶景を堪能しましょう。

私たちが訪れた時は、子ども連れの親子や、中年のご夫婦なども訪れており、遠くを眺めたり記念撮影をしたり、思い思いに楽しんでいらっしゃいました。宮古崎は何度来ても、誰と来ても、思い出に残る場所だと思います。

さて、サイクリングの良いところはスピード感。帰りはあっという間で、十数分後には国直集落のカフェでお茶を飲みながら写真を見返したり、交換したり。歩いて行くよりも、かなり時間と体力に余裕があることに驚きました。

国直集落の海亀公園にあるカフェBee Lunchのグワバジュース 国直集落のウミガメ公園にあるカフェBee Lunchのグァバジュース

国直に滞在するなら、あくせく観光地を回るのではなく、バカンスに来たかのようにのんびりと過ごすことをお勧めします。自然の中で体を動かしたり、地元の人との会話を楽しんだり、夕日が沈んで空の色が変わるのを眺めたり、素の奄美を体験して行って欲しいと思います。

きっといつの間にか、心が充電されていることでしょう。

奄美宮古崎に咲いているナンバンギセル 宮古崎で見かけた可憐なナンバンギセル

ペンアイコン
この記事を書いたフォトライター

小海ももこ

小海ももこ

新潟県十日町市生まれ。地方紙記者、農業、バックパッカーなどを経て、旅行雑誌や旅ガイドシリーズの編集に携わる。同時に、野外フェスの企画運営や、NPO法人で海外教育支援、震災復興支援を行う。2016年4月から奄美大島に移住。大和村地域おこし協力隊に就任。

Related Articles 関連記事