そうだ!奄美大島で宇検育ちの菌床栽培生しいたけ!収穫体験をしよう!!
島食
2019/02/28
くもん ともこ
※あまみシマ博覧会2019冬プログラムは終了いたしました。新しいプログラムはこちらからご確認ください。
奄美大島旅行をご計画中のみなさまへ、奄美大島で楽しめるさまざまな体験をご紹介する「そうだ!奄美大島で〇〇体験をしよう!!」シリーズ。
第13回目の今回は、「あまみシマ博覧会2019冬 奄美大島南部プログラムNo.3 宇検育ちの菌床栽培生しいたけ!収穫体験!!」をご紹介します!
お世話になるのは、宇検村の「なおじろう農園」さん。奄美大島では珍しい「菌床栽培」によるしいたけ生産に取り組まれています。
初めて見る菌床栽培の現場。しいたけの収穫体験もできるとあって、期待が膨らみます。
今回は(一社)あまみ大島観光物産連盟のスタッフさんが取材に同行してくださいました。
待ち合わせは公民館で
集合場所は、奄美市名瀬から車で約1時間、県道85号沿いの石良公民館です。相撲が盛んな奄美らしい立派な土俵がありました。
ここでなおじろう農園の杉浦陽紀さんと合流して、車で移動すること1~2分、目指す農園に到着です。
しいたけのハウスは、緑豊かなタンカン畑の奥にありました。なおじろう農園さんは、しいたけ、タンカン、マンゴーと多種類の作物を生産されています。
ハウスにはお手洗いがないので、事前に済ませておくようにしましょう。
ナバーランドへようこそ!(ナバ:島の言葉で「きのこ」)
ハウスの中はヒップホップが流れていて明るい雰囲気。
案内してくださるのは杉浦陽紀さん。菌床色(?)の作業服が良く似合うチャーミングな女性です。
ずらりと並んだ茶色いブロックはすべて「菌床」。固めたおがくずにしいたけの菌糸を成育させたものです。
1つの菌床からはしいたけを3回収穫することができ、役目を果たした菌床は、その後マンゴーの肥料に生まれ変わるそうです。
このしいたけ達は2回目に生えたもの。見るからにおいしそうですね~。
しいたけに与える水の量を細かく管理しているので、余分な水分が少ない、肉厚で高品質のしいたけが育ちます。
菌床栽培しいたけは、味と香りにクセがなく食べやすいそうで、宇検村の学校給食に出したところ、しいたけが苦手な子供もおいしく食べられたということです。
収穫前にレクチャーを
右のように傘の裏のヒダヒダが見えていれば収穫します。左のようにヒダヒダが隠れていたら収穫しません。
菌床ギリギリのところをハサミで切り取ります。
菌床まで切ってしまうと切り口から菌床に雑菌が入り、逆にしいたけの軸がポッコリ残っても軸から雑菌が入ります。
雑菌が入って菌床が傷むと、次のしいたけが生えなくなってしまうそうです・・・。
大切な菌床。傷つけないように、気をつけなくちゃ。
お待ちかね、収穫体験!
切った時の手ごたえは、「ぽくっ」という感じ。この感触、たまりません!
最初は緊張でドキドキしましたが、慣れてくるとだんだん楽しくなっていきました。しいたけの表面はしっとりしていて、なめらかな手触りです。
収穫作業は、立ったりしゃがんだりの連続。なかなかの運動量ですが、1つ、また1つ、と時間を忘れて収穫作業に没頭してしまいます。
2人で収穫すること30分。ふっくらとした肉厚のしいたけがたくさん採れましたよ♪
楽しみはまだまだ続く
こちらの体験では、1人1袋分のしいたけを持ち帰ることができます。袋詰めは自分で。山盛りもOK。ここは腕の見せ所です!
この写真の量で、1袋あたり1kgちょっと、数にして30個ほど。2人とも思わずニッコリ顔。保存方法や食べ方なども詳しく教えてもらえます。天ぷら、塩焼き、楽しみ~♪
杉浦さんに教わった、ひっくり返したしいたけにオリーブオイルと「ハウス香りソルトガーリック&オニオン」をかけてトースターで焼くという食べ方も簡単でおいしいですよ。
軸も傘にのっけて一緒に焼いてくださいね。しいたけの軸は食べられますから!
さらに、あまみシマ博覧会プログラムの特典として、杉浦さんオリジナルの「椎茸の妖精写真」、または、しいたけの抜群の食感が楽しめる「しいたけとひじきの佃煮」のどちらか1つをプレゼント!(宇検食堂での料理は都合により現在休止中です)
ハウスの中は暖かく、雨の日や風の日でも快適。そして、旅の後もご自宅でおいしいしいたけ料理を満喫できちゃう。
「宇検育ちの菌床栽培生しいたけ!収穫体験!!」、あまみシマ博覧会でぜひ満喫してみてくださいね!
この記事を書いたフォトライター
くもん ともこ