笑顔がすてきな女将さん&家族で営む手作りの宿「民宿さんごビーチ」
島宿
2016/06/21
gooh
大和村国直集落の穏やかなビーチに面した宿、「民宿さんごビーチ」。
人懐っこい笑顔があったかい印象の女将、江崎幸代さんと2人の息子さんたちが営む手作りの宿です。
江﨑さんは島生まれ、島育ち。
ご主人とこの宿を始めたのは今から15年前のこと。
それまでは、鉄板焼のシェフをしていたご主人と一緒に、アメリカやシンガポール、沖縄など、長い間島を離れて暮らしていたそうです。
子供が生まれ家族が増えたことがきっかけで、島に戻ってご主人の実家で宿を始めることに。
2000年、カキ氷やバーベキューなどを販売する海の家をオープン。
その傍ら、ご主人が手作りで宿を建て始め、1年後に宿泊棟1棟が完成しました。
その1年後に宿泊棟1棟、そのまた1年後には海が見えるオープンスペースの食事棟が完成。
その後も少しずつ手を加えながら今の形が出来上がったそうです。
現在は、3男の隼太さん、そして、2年前に島に戻ってきた長男の敬士さんと一緒に宿を切り盛りしています。
客室は計6部屋。
海が見えるバス・トイレ共同の部屋と、庭に面したバス・トイレ付の部屋が3部屋ずつあります。
ちなみに、それぞれの部屋からビーチまで、徒歩30秒!
海で泳いだり、ビーチでのんびりしたり。
着替えは部屋に置いたまま、手ぶらで海に出かけることができます。
夏はバーベキュー、冬は伊勢海老鍋が夕食のメイン。
海が見える食事処で、他のゲストも一緒に食卓を囲みます。
夕食後は、波の音を聞きながら、旅の話に花を咲かせたり、黒糖焼酎をたしなんだり。
ゆったりと時間が流れる島の夜を楽しむことができます。
宿を手伝う3男の隼太さんは、ゲストとのふれあいを通して、島を客観的に見る視点が自然と身に付いたそう。
「島の魅力は人だというけれど、それは人そのものだけではなく、食や文化、自然など、島のすべてが含まれると思う」と言います。
また、集落の青年団活動や島の食育、食文化を見直すプロジェクトなどにも積極的に参加。
「島が好きすぎて、吐き気がするくらい」と笑顔で語ります。
ご主人と手作りで始めた宿、そして宿を受けづく次の世代。
明るい笑顔の女将さんと島をこよなく愛する息子さんたちが営む民宿さんごビーチ。
「ただいま!」と、また帰ってきたくなる。
そんな特別な宿がここにあります。
この記事を書いたフォトライター
gooh
事務職/ライター/元ダイビングインストラクター。はじめて島の海で泳いだ日から島の海の美しさのとりこになり、単身で移住してしまった奄美3世。趣味はスクーバダイビングと写真撮影、そして旅。休みの日は、カメラ片手に海に入ったり、ドライブをしたり、美味しいものを食べ歩いたり。まだまだ島を探検中の新米ライター。大阪府出身。