【奄美×ビーチヨガのススメ】島ヨガ体験で感じた奄美の広大な自然と澄んだ空気
島遊
2017/12/29
間瀬 るみえ(TLWorks)
「ヨガのポーズは瞑想をするための準備運動です。」と素敵な笑顔で話すのは、奄美大島へ移住して1年半の長瀬瞳さん。
私も2017年の夏に、おばあちゃんの故郷奄美へ移住した。最近の言葉でいう「Iターン」だ。
奄美の自然や環境、言葉や文化などをゆっくりと勉強しながら毎日をゆるりと過ごしている。
今回は、奄美のビーチでヨガが体験出来ると聞き、違った角度から奄美の大自然を感じることが出来ればと思い体験取材を行うこととなった。今回のヨガの先生が、長瀬さん。
長瀬さんとヨガとの出会いは10年前で、小さな頃から自身の体が弱かったことから、リハビリのような気持ちでヨガを始めたという。
奄美の大地に惚れ移住、多くの人たちに島ヨガを伝えたい
茨城県出身の長瀬さんは奄美大島の自然と魅力に惚れ、旦那様と共に移住を決意したという。
奄美大島への移住のきっかけは旅行だったそうだが、島に降り立った瞬間に奄美大島の絶大なパワーを感じたという。まさに神秘の島、奄美大島だ。
ヨガの持つ力で、奄美の自然をもっと近くに感じてもらいたい、という想いを込めて島ヨガを始めた。
奄美大島は、都会に比べ集落や近隣のコミュニティーが根強く、一人で暮らすお年寄りが多いので、みんなで「ヨガで健康で長生きできる」をテーマに、老若男女問わずヨガをもっと広げたいという。
長瀬さんは、「お子様がいる家族の方や、男性だけでもOK。年齢や男女関係なく自分の体を知ることが出来るヨガはとても素敵。島の人にも、もっとヨガを伝えていきたい」と強く語る。
太陽が照る朝仁海岸で、奄美ビーチヨガスタート!
12月のとある金曜日、天候は晴天。奄美市名瀬市街地から車で20分程の場所にある朝仁海岸が今回のビーチヨガの舞台だ。
12月だが太陽が照ると半袖でも暑く、良い天候に恵まれた完全プライベートビーチヨガがスタートした。
目を瞑ると長瀬さんの優しい声、海の音、太陽の暖かさ、呼吸に合わせて鼻から入ってくる冷たい空気。
自分と向き合える極上の時間がなんともたまらない。
目をあけると広がる海、なかなか呼吸とポーズを合わせるのが難しく、見よう見真似でポージング。
体を動かしていくうちにどんどん温まり、暖かい太陽に照らされると半袖でも汗ばむくらいだ。
後半になりどんどん難しいポーズも増え、呼吸を整えるのに必死になりすぎてしまい、長瀬さんに呼吸を整えてもらった。
参加者の体に触れ、身体の状態をしっかりと把握してもらいながら進められるのも、プライベートヨガならではの醍醐味だ。
体の芯からどんどん温まってくるのを感じながら、長瀬さんの声に耳を傾け、海の音と澄んだ空気を吸い込み、ヨガではお決まりの「鳩のポーズ」。
この「鳩のポーズ」はとても難易度が高いということで長瀬さんに褒めてもらえた。
ヨガのポーズは何十種類とあり、ポーズ名を覚えていくのもヨガをする一つの楽しみかもしれない。
自分の体と久しぶりに向き合うことで、筋肉や関節の調子から足や指の先まで、体の隅々の変化を感じることが出来た。
これは日常では得られない、貴重な時間だ。
私は大阪から奄美大島へ移住してまだ5ヶ月。大阪の都会にいる時とはうって変わり、この5ヶ月はゆっくり流れていく島タイムを満喫している。
心と体が、島の空気に次第に同調してゆるやかになっていっているのは感じていたけれども、今回のビーチヨガ体験を通して実は呼吸が意外と浅かったことに気付かされた。
呼吸を整えていくと、体だけでなく心までもさらに落ち着きを増していくように感じられた。
奄美ビーチヨガ体験後の対談、ヨガで「自身の心身を整える時間」を
ヨガ体験後、長瀬さんとさまざまなお話をした。
そのなかで、「ヨガを通して自身の体と向き合う事により、呼吸が浅くなってるという変化に気付けたあなたはラッキーです!何事も捉え方次第で見え方が変わるって不思議ですよね!」といわれた一言がとても印象深かった。
長瀬さんのモットーは、
「ヨガは人と人との繋がり。体のコンディションはその日その日で変化するので、今日出会った方に合ったヨガを伝える」ということ。
「自分の心身を整える時間を作り、その時間に感じたことを今後の人生のスパイスに出来るようなお手伝いをしています」と話した。
奄美大島の島人には、より健康でキラキラした日々を。
奄美観光のお客様には、奄美大島の大地と自然をヨガを通して体の芯で感じてもらえるように。
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すばらしい景色や空気・時間の流れ、やさしい人々。
奄美大島には心と体を解き放つ最高の要素がそろっている。
ヨガはその解放と同調をエスコートしてくれるエッセンスなのかもしれないと感じた。
奄美大島×ヨガの相性のよさは抜群。
みなさんも是非一度、島ヨガを体感してみてはいかがでしょうか。
この記事を書いたフォトライター
間瀬 るみえ(TLWorks)
フリーライター/ダンス講師 大阪市出身 バリバリの関西人でシティガール。2017年8月、