その美しさに思わず息をのむ。フォトジェニックビーチ「土盛海岸」
島景
2016/05/25
トヨヤマ コトネ
奄美空港から北へ車で10分ほど走った所にある「土盛(ともり)海岸」。
海の美しさは奄美の中でもトップクラス。その美しさからブルーエンジェルとも呼ばれています。
砂浜は白く、海の色はエメラルドグリーンとコバルトブルーのグラデーション。
思わず写真を撮ること間違いなし。奄美一、フォトジェニックな海と評判。
眺めれば眺めるほどその魅力に引き込まれてしまいます。
浅瀬は、砂地が広がっていて比較的泳ぎやすく、子供連れで海水浴を楽しめます。
少し沖に進むと美しいサンゴ礁の世界。お魚もたくさん。運が良ければウミガメが見られることも。
サンゴ礁のトンネルもあり、陸からの眺めとはまた違う表情を見せる海の中。
シュノーケルをするには絶好の場所です。
海岸の入り口にはトイレも完備。その隣には水道も。
快適に海水浴を楽しむことができます。
でもでも、その美しさに心奪われてばかりではいけません。
このビーチは他にも驚くギャップがあります。
それは、離岸流が発生しやすいということ。潮の流れが早く、油断するとすぐ沖まで流されてしまいます。悲しいことに事故が多いのも確か。
泳ぎの苦手な方は、沖には決して近づかないでください。
一度沖まで出てしまうと岸に戻るまでとても時間がかかってしまうので、シュノーケリングをする際はフィン(足ヒレ)を使うことを強くオススメします。
また、この海の岩礁や砂浜では、「コアジサシ」、「ベニアジサシ」などの希少な野鳥が毎年5~8月にかけて繁殖し、子育てをしています。岩礁に上がったり、巣に近づいたりしないようにしましょう。
美しさと、怖さを両方を兼ね備えた海。そこがこの海の奥深さを物語っています。
自然と上手く付き合いながら海水浴を楽しんでくださいね。
この記事を書いたフォトライター
トヨヤマ コトネ
フォトグラファー/しーま編集部。 奄美2世。大阪のフォトスタジオで勤務後、 幼少期から何度も訪れていた思いいれのあるシマに2014年移住。写真や言葉にするのが難しい奄美の美しさをどう表現するか日々模索中。