空港のすぐ近く!水平線が一望できる大パノラマ、あやまる岬観光公園
島景
2016/04/28
トウコ
奄美を代表する絶景ポイント「あやまる岬観光公園」。
飛行機を降り、車を北へ10分走らせると到着できる、奄美十景のひとつです。
公園は景色を楽しめるだけでなく、遊具広場やグラウンドゴルフ場、海中プールなどの施設があり、色々な楽しみ方のできる複合公園となっています。
都会をはなれ、奄美の大自然をいますぐ体験した~い!
と思っている人には、絶対おすすめの場所。
青く広がる海と空。
遠く緩やかにカーブを描く水平線の 大パノラマは、解放感ばつぐん!
眺めているだけで、気分は南国の癒しモードです。
展望台のある岬の地形をよく見るとわかりますが、「あやまる」という、ちょっと変わった名前の由来は、綾に織られた手毬のような丸い地形から名付けられたのだそう。
確かに、かわいい毬のような半円形をしています。
そして、海岸に隣接するエリアには、トイレ、休憩所、遊具などのそろう多目的広場があります。
ここは、休日になると、弁当持ちの親子でにぎわう行楽スポット。
車の形をしたファンシーサイクルやサイクル列車など、自分の足で動かす自転車仕様の乗り物に、 子供達は大はしゃぎ!
レンタル料金も100円からと、お財布にやさしい料金設定です。
さらに、広場の中では、用具をレンタルしてグラウンドゴルフを楽しむこともできます。
島内各地から利用客がやってくる人気のスポットなので、利用の際は予約の電話を入れておくと安心です。
そして、夏には海中プールもおすすめ。
波の影響を受けにくく、シャワー室や更衣室もあるので、子供連れの海水浴にはピッタリです!
公園でたっぷり汗をかいた後、海にジャボン!と浸かれば気持ちよさそうですね。
さて、このあやまる岬。
実は、人が集まる場所としての歴史は古く、多目的広場の外れにある「ソテツジャングル」という遊歩道の中には、縄文から弥生時代に使われていたという貝塚跡が残されています。
奄美での信仰が深い、ノロやユタ神様の祭事場所もあったらしく、岬の一帯は、古くから地元の人に神聖な場所として扱われてきました。
何か神秘的な力でも感じるのでしょうか?
毎年元旦になると、美しい初日の出を拝みに来る人が絶えません。
古くから感謝と畏怖の念をもって、豊かな自然を大切にしてきた奄美の人々。
心が癒される絶景ポイントには、今も昔も、人を引き付けてやまない魅力があるのかもしれません。
この記事を書いたフォトライター
トウコ
関西出身。縁あって奄美で結婚。転勤族の夫と供に奄美群島各地を回り、2015年奄美大島に落ち着く。奄美の島々を回るうち、各地の風土・風習・歴史の違いに強く惹かれ、大好きな絵や文を通じて、その魅力を発信していきたいと思うようになる。