海の幸も、伝統大島紬も、観光も。瀬戸内町の水先案内所「せとうち海の駅」
島遊
2016/12/01
きょうこ
瀬戸内町の「せとうち海の駅」は、観光客にとっては奄美大島各所へ移動する拠点。また、地元の人にとってはフェリーの発着場など生活に欠かせない場所であるのに加え、憩いの場でもあります。
こちらは海側から見た「せとうち海の駅」。
左に見える「幸せの鐘」はどなたも自由に鳴らすことができます。
ひとつの施設にぎゅっとつまったさまざまな機能やお店を一気にご紹介します!
瀬戸内町の観光なら1階におまかせ
「せとうち海の駅」に入ってすぐ右側にあるのが、「瀬戸内町観光案内所」です。
こちらには瀬戸内町に関するパンフレットが揃い、宿や食事、観光スポット、各種イベントなど、瀬戸内町に関することを多岐にわたって案内してもらえます。
ちょうど相談に来られたお客様がいらっしゃいました。
相談に対して一つ一つ丁寧に対応され、時間をかけてじっくりと案内をされていた姿がとても印象的でした。
そしてフェリーの切符売り場。
加計呂麻島と本島を結ぶ「フェリーかけろま」と、請島・与路島と本島を結ぶ「せとなみ」のチケットが購入できます。
こちらは、航空券や旅行の申し込みができる「奄美航空ツーリスト」と、水中観光船「せと」のチケットが購入できる「カケロマリゾート」のブースです。
コンパクトながら豊富な品揃えの土産売り場
古仁屋の商店街が特産品組合をつくり、各店から集められた品々が並ぶ土産売り場。
黒糖やその加工品、パッションフルーツの濃縮ジュースやソース、加計呂麻島のきび酢やハーブティーなどバラエティーに富んだラインナップです。
また、毎月第3土曜日に行われる朝市では、瀬戸内町内から農作物や手作り菓子、パンなどが集まります。
午前9時からのスタートですが、すぐに売り切れてしまうお店もあるそうなので、気になる方はお早めにお越しください。
その日あがった新鮮な魚を食べる・買うならココ!
1階にある「海力(かいりき)」は瀬戸内町の漁協が運営する魚屋。
その日にあがった新鮮な魚を購入、発送することもできるので、伊勢海老や夜光貝をお土産にいかがですか?
また、「海鮮丼」や「ネギトロ丼」などを食べられるスペースもあります。うどんやカレーもあるので、ファミリーでの利用にもぴったりです。
奄美といえば大島紬。機織りの実演もあり。
階段を上るとすぐ目に飛び込んでくるのが、本場奄美大島紬の販売スペース。
1,000円以下から買えるキーホルダーなどの小物もあり、ちょっとしたお土産にも喜ばれそうです。
機織りの実演を見ることができます。また、無料で機織り体験もできます。
高価なイメージの本場奄美大島紬ですが、こちらで機織りの体験をしたり、紬作りの話を聞かれたりすると納得される方も多いといいます。
メニューも座席も豊富なレストラン
新鮮な海の幸をいただくなら、2階の「シーフードレストラン」もおすすめ。
瀬戸内町特産のマグロや車エビを使ったメニューをはじめ、日替わり定食やお子さまランチなどもあり、地元の方も多く利用するレストランです。
雨の日も元気いっぱい遊べるキッズスペース
フェリーの待ち時間に利用される方も多いキッズスペースは、小学2年生(体重40kg)以下のお子さまであればどなたでも無料で利用できます。
お孫さん連れのおじいちゃん、おばあちゃんも多いそうです。
「子どもを見ながら、ちょっとお茶でも飲みたいな…」そんなときにぴったりなのがキッズスペース隣の「うみCafe」です。
飲み物とちょっとしたおやつのセットで100円というリーズナブルな価格設定が可能なのは、「うみCafe」は瀬戸内町役場が運営し、スタッフはみなボランティアだから。主に定年退職後のシニアがボランティアとして活躍しています。
「多世代が交流できるスペースに」という設立目的のもと、スタッフの方もお客さんとのおしゃべりを楽しまれている様子がうかがえました。
子育て世代にうれしい一時預かり
未就学児対象の一時預かり所「ママ・サポ・スマイル」。
保育士が常駐しているので、安心して預けることができます。
瀬戸内町にはこのような一時預かりの施設が無かったため、子育て世代にはとてもありがたい施設。
土日祝日も開園しています。
陸・海の交通の要所であるとともに、瀬戸内町の魅力がぎゅっと詰まった観光の場でもあり、地元の人がのんびりおしゃべりをする憩いの場でもある、「せとうち海の駅」に来てみませんか。
この記事を書いたフォトライター
きょうこ
奄美在住3年目、2児の母。「奄美のことを、もっとたくさんの人に知ってもらいたい」という思いでライターに。好きな島の食べ物はフティムチ(ヨモギ餅)!食べ物の美味しさ、自然の美しさ、人の優しさを存分に感じながら、のんびり島生活を満喫中です。