【奄美大島】孤島のグルメ~第04話~ 奄美の島料理を食す、島人から観光客まで人気の屋仁川通りにある「居酒屋若大将」
島食
2019/04/20
間瀬 るみえ(TLWorks)
奄美大島も2月を過ぎれば、とても暖かくなります。日中の気温は23度前後、半袖とビーチサンダルで遊べちゃえるくらいです!
格安飛行機LCCのおかげで、オフシーズンも観光客や旅人が多く、奄美大島の繁華街屋仁川(やにがわ)も毎日賑わいをみせています。
沖縄と鹿児島の間にある奄美大島には、沖縄と鹿児島の食文化の影響を色濃く受けた島料理や郷土料理があります。海で採れる海産物や、島野菜、肉などを使用した数々の島料理。
孤島のグルメ~第04話~は、島人から観光客まで人気の屋仁川通りにある島料理屋「居酒屋若大将」をご紹介します。
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【奄美大島】孤島のグルメ~第04話~ 奄美の島料理を食す、島人から観光客まで人気の屋仁川通りにある「居酒屋若大将」
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奄美の地で35年、家族経営で島人に愛される元気な島料理居酒屋
屋仁川通りから目立つ場所に、赤く光る看板。
その看板には「居酒屋若大将」と少し色褪せたオリオンビールの看板が目印。
手作り感のある木の通り道を抜けると、夜光貝の置物に、こうこうと輝く看板がもう一つ!奄美大島の伝統工芸である泥染めと藍染めされた暖簾が素敵です。
温もりがある玄関を入ると、たくさんの奄美黒糖焼酎がお出迎えしてくれます。
店内は、平日にも関わらず賑わいをみせていました。
すると、めちゃくちゃ元気な声で厨房の奥から、「べっぴんさん~!!!!いらっしゃいませ~!!!!!」と大きな声が(笑)
思わず笑ってしまいながら、カウンターに着席。カウンターは全部で10席あります。
若大将のこだわりは、『元気』!!!
特に大将がびっくりするくらい元気な声で出迎えてくれるのが有名なのです(笑)
メニューを眺め、お決まりの生ビールを注文!もちろんオリオンビールで!
手元にある豊富な料理のメニュー。
メニュー以外にも黒板には、毎日変わる手書きの『本日のおすすめ品』があります。
島料理がメインとのことなので、店長にオススメを聞きながら注文したのは・・・
・あおさの天ぷら
・刺身の盛り合わせ(2人前)
・島塩らっきょ
・豚足塩焼き
・島豚味噌卵オニギリ(2コ入味噌汁付)
・鶏飯丼
たっぷりボリュームの計6品です。
店内は、広々としており奥には座敷もあり島人の飲み会でワイワイしていました。テーブル席も4名掛けと6名掛けがあります。
大人数の宴会でも利用しやすいよう、5名様以上はコース料理、飲み放題もあるそうです。
居酒屋若大将はここ奄美の地で35周年を迎え、現在36年目に突入中、毎日元気に営業しています!
アットホームな空間、大将こだわりの豊富な種類の島料理を食す!
ビールを飲み干したので、次のお酒を注文!
目の前にあった大将の似顔絵が書かれた奄美黒糖焼酎「やんご25度」を水割りで。めちゃくちゃ飲みやすくサラっとした飲みごたえです。
美人な女将さんが出してくれた1品目!
お通しの『自家製ジーマーミ豆腐』。沖縄で有名ですが、奄美でも郷土料理として家庭でも食べられています。
『あおさの天ぷら 480円也』
島で獲れたあおさを使用。味がついているので、あおさの香りと風味がビールにマッチ!
『島塩らっきょ 480円』
この時期の島らっきょは少しこぶりですが、塩昆布と鰹節がらっきょのうまみを増してくれます。
『刺身の盛り合わせ(1人前)800円~』
本日の刺身盛り合わせは、手前からカンパチ・カツオ・島ダコ・ソデイカ・エラブチ・夜光貝の6種類。奄美のお刺身のお醤油は甘く、これがまたお魚たちに合うんです!
『豚足塩焼き 420円也』
豚足も沖縄料理ですが、奄美大島は豚肉を頻繁に食べる習慣があります。
『島豚味噌卵オニギリ(2コ入味噌汁付)480円也』
居酒屋若大将のおすすめメニュー。卵にくるまれた米の上に島豚味噌がのっているだけのオニギリなのですが、豚味噌が卵と米とマッチング!横に添えられたごぼうのきんぴらも美味しいんです!
『鶏飯丼 700円也』
奄美の郷土料理といえば、鶏飯。鶏飯といえば、自分でご飯の上に具をのっけてスープをかけて食べるのですが、鶏飯丼なのでもう全部かかっています。
鶏の出汁スープの香り、そのスープと具の相性は抜群で上品であっさりしています。
特にパパイヤの漬物がアクセント、旨味がギュッと濃縮されている鶏飯はおすすめです。
映画若大将シリーズが好きだった大将が名付けた店名「若大将」
店内の壁や通路には、35年で訪れたたくさんのお客様や有名人のサインが所狭しとと飾られています。
常連客が多い理由がとても分かります!お客さんの若大将への愛を感じる言葉がたくさんありました。
また、壁には大将の息子さんが釣った、大きな鯵の魚拓も飾られています。
覚えやすい店名の『若大将』。
由来は、大将が昔から映画の若大将シリーズが好きで、その中でも若大将の同級生だった「青大将」が好きで、本当は青大将にしたかったが、家族との相談で若大将となったそう(笑)
奄美大島に来られた際には、是非お立ちよりください!
温まり感じる雰囲気とこだわりの島料理、元気な大将と元気な若大将ファミリーに会いにきてくださいね!あなたも元気になることマチガイナシ!!!
この記事を書いたフォトライター
間瀬 るみえ(TLWorks)
フリーライター/ダンス講師 大阪市出身 バリバリの関西人でシティガール。2017年8月、