妥協なき仕事から生まれる味!地鶏の黄金スープでいただく「ひさ倉」の鶏飯
島食
2016/10/13
しーまブログ編集部
【日本テレビ系列 「遠くへ行きたい」にて放送予定!】
<放送予定日>
2017年3月 12日(日) 朝6時30分~7時
読売テレビ及び同時ネット局:朝7時~7時30分
※鹿児島ローカルの編成のみ1週ズレての19日放送予定
是非ご覧ください!
奄美空港方面から名瀬へ向かう国道58号線。空港と名瀬の中間あたりに、笑顔で手招きをするニワトリの親子のイラストが目印の「けいはんひさ倉」があります。
奄美大島の郷土料理である鶏飯(けいはん)をはじめとした地鶏料理がとても人気で、地元の人はもちろん、観光客も多く立ち寄る大変賑やかなお食事処となっています。
奄美産の木材を使用し建てられた温もりのある店内は、全てオーナーが自身のこだわりを元に棟梁と設計をされたそう。おひとりさまから団体、家族連れまで誰もが気軽に入れる造りとなっています。
また、店内は130名収容と大きいため、人気店ながら食事時でもさほど待つことなく食べることができ、バリアフリー仕様の座席やトイレもあるので、車椅子やベビーカーの入店でも安心して利用できます。また、授乳室、おむつ替えスペースもあるので赤ちゃんもママもにっこり。
鶏飯は、あつあつの白飯に具や薬味をのせて、鶏のスープをかけて食べるお茶漬け的な奄美郷土料理のひとつ。混ぜご飯である、いわゆる「とりめし」とは別物です。
「ひさ倉」の鶏飯は、自家養鶏場で2年間、放し飼いにした地鶏を4〜5時間かけて煮込んだスープが自慢。きれいな黄金色でさっぱり味ながらも鶏の味わいが濃厚。スープは最高の状態で出せるように注文が入ってから一鍋ずつ塩と醤油を加えて仕上げています。これは、味付けをした状態では時間が経つと鶏本来の味が変わってしまうためだからそう。
具は、細かくほぐした鶏肉、 シイタケ、パパイヤ漬などに、たんかんの皮を干したものなどの薬味を入れて8種類。この薬味も自家栽培で育てたものを使用しています。ごはんのおかわりも自由なので様々な味わいの鶏飯を楽しんでみてはいかがでしょうか(写真:とりさし付きけいはん/1,650円・税込)。
「ひさ倉」のもうひとつの名物メニューである地鶏の刺し身「とりさし」。新鮮なもも肉、胸肉、レバーや心臓、トサカなど、熱を通したときとはまた違う味わいと食感が楽しめます。レバーはしっかりとあく抜きをしているから臭みゼロ。にんにく醤油でいただきます(写真:とりさし盛 /950円・税込)。
※現在、このメニューは取り扱っておりません。(2020.03)
他、自家製タレで香ばしく焼いたやきとりや地鶏卵を使った卵焼きなど、一品料理も人気です(季節によっては休止中のメニューもあります)。
自家農園で奄美の太陽をいっぱいに浴びた無農薬パパイヤを使った漬け物(400円・税込)も人気。
※現在、この商品は取り扱っておりません。(2020.03)
甘辛いしょうゆの風味がほんのり懐かしい、みんなが大好きな味です。
惜しみなく手間ひまのかけられた「ひさ倉」の鶏飯。職人的なこだわりが感じられます。それもそのはず、オーナーはもともと人気の大島紬の織り手をしていました。
素材も技術も一切の妥協をしないその姿勢は、しっかりと鶏飯づくりにも受け継がれていることが、食せばわかるでしょう。
何度でも食べたくなる「ひさ倉」の鶏飯…。人は本物を欲するようにできているのかもしれませんね。
この記事を書いたフォトライター
しーまブログ編集部
2010年に誕生した、シマを愛するすべての人々のための奄美群島地域情報サイト。日々あがってくるシマッチュたちのブログを主軸に、編集部が取材したグルメ・不動産・仕事・イベントなどの情報まとめなどを掲載。フリーペーパー「みしょらんガイド」「amammy」も配布中!しーまブログ