【郷土料理かずみ】唄者の女将が出迎える、あたたかいシマ唄と郷土料理のお店
島食
2017/04/06
しーまブログ編集部
奄美市の中心街、名瀬末広町のアーケードを抜け、少しのあいだ直進したら左手にあります。
地元の食材をふんだんに使用した店主おまかせ料理は大人気!
メニューはなく、基本的におまかせコース(税込3300円~)になっており、奄美の旬の食材を使った美味しい郷土料理がたっぷり味わえます。人気店のため、予約をしてから訪れるのがベストです。
塩豚三枚肉とたっぷりのキャベツ、季節の野菜を炒めた油ソーメンは、店主の西和美さんが、島を回って味を追求した逸品。旨味たっぷりの三枚肉の塩味をベースにしたさっぱりとした味わいが特徴です。細めのソーメンと具材がよく絡み、ついついお箸がすすみます。
コースの定番メニュー、魚の唐揚げは、島で獲れる赤ウルメ(たかさご)や車海老をまるごと揚げた一品。赤ウルメはタイの一種で、味は淡白な白身魚。あっさりした味わいは飽きることなく、冷めても美味しく味わえます。頭から尻尾までカラッと揚がった南国の魚をバリバリっとほおばってみて!
子供も大好き!奄美でいちばん親しまれている貝、トビンニャ
「トビンニャ」はマガキ貝のことで、「ニャ」とは、奄美の言葉で貝という意味。海中を飛ぶように泳ぐので、そう呼ぶのだそうです。爪のような身をそっと引っ張ればするっと出てきます。ツブ貝のような味わいで、塩ゆでにしただけでも、とても美味な一品です。
店主の唄声に酔いしれて・・・♪ 奄美の夜は更けゆく
お一人様でもカウンター席に座れば、店主や他のお客さんとの会話も弾むアットホームな雰囲気です。だんだんと食事やお酒がすすんできたころ、常連さんの三味線とともに響きわたる極上の唄声・・・
郷土料理やシマ唄の文化を残したい、と語る店主和美さん。奄美に来たら、ぜひ聴いてほしいシマ唄と、味わってほしい郷土家庭料理がここにはあります。奄美ならではの夜を堪能するなら、一度足を運んでみてくださいね。
この記事を書いたフォトライター
しーまブログ編集部
2010年に誕生した、シマを愛するすべての人々のための奄美群島地域情報サイト。日々あがってくるシマッチュたちのブログを主軸に、編集部が取材したグルメ・不動産・仕事・イベントなどの情報まとめなどを掲載。フリーペーパー「みしょらんガイド」「amammy」も配布中!しーまブログ